応用行動分析(ABA)について

わくわくクラブでは、子どもの問題行動の是正に対して応用行動分析(ABA)を行っております。

応用行動分析(ABA)とは、行動の前後を分析することでその行動の目的を明らかにし、前後の環境を操作して問題行動を解消する分析方法のことです。

自閉症児など、発達に課題がある子どもの問題行動を適正な行動に変えることに初めて成功した治療法として知られています。

そして、発達障害の分野においてもっとも代表的な治療法の座をも獲得しています。

プリクマくん

応用行動分析は、ABC理論と呼ばれる分析を行うのが特徴です。

例えば、ある子どもが度々、他の子どもに乱暴している場合、その子どもが乱暴する前にはどのような状況(Antecedent)があり、どのような行動(Behavior)が引き起こされ、どういう結果(Consequence)になったのかという情報を集めます。

このことによって、その子どもがとった行動がどのような機能を持っているのかをあきらかにするのです。

プリクマくん

上記のl機能は「注目を集める」「いやなことを回避する」「自己刺激」など、数種類に分類されます。

上の例でいえば、子どもが待たされる時に乱暴をはじめ、周囲が大騒ぎする以外にメリットがなかれば、自己刺激のために乱暴していると考えることができるのです。

プリクマくん

応用行動分析(ABA)では、問題行動を望ましい行動に変えるためには「状況」と「結果」を変えればよいとされています。

まず望ましい行動が現れるたびに報酬を与えます。これを「強化」といい、与えられる報酬は「褒める」ことです。反対に望ましくない行動が現れたときには「無視」します。

また、望ましい行動を形成できるよう、いくつかの段階に分けて練習させます。練習といっても、遊びを通して身に付けさせるのがほとんどです。

しばらく練習させた後、その子が1週間で何回問題行動をするか測定します。

回数が減っていればその練習が継続され、効果が見られないようであれば別の練習法に切り替えるのです。

プリクマくん

このようにわくわくクラブでは応用行動分析(ABA)を用いて効果的にその子を変えていきます。

子どもによっては変わるのに時間がかかる場合があります。

それでも、変わらない子どもはいません。今の子どもの状況が気になる方は、是非、一度、各教室にお問い合わせ下さい。お待ちしております。